向井亜紀さんの『会いたかった―代理母出産という選択』を読む。
彼女の最初の記者会見、その後のドラマを見ていたので興味もあった。

最初にその下地があるので、代理母出産と言う制度にも、賛成よりの意見からスタートしているのは否めない。
金銭的な問題や、実際に出産した人と卵子提供者の情・体のこと、まだまだ考えなくてはならないことはたくさんある。

でも子供にとって一番必要なのは望まれて、存在を認められて育つことではないのかと。私はそう思うのでこの本の端々から沸き立つような、「待ってたよ」「あいたかった」「愛してる」があればこの双子ちゃんは育つために必要な心理的な条件を十分クリアしてるはず。
『おなかをいためる』代わりに『胸をいためて』産まれた子達だから。(本文中にあった言葉を引用)

すがる思いで検討するのが、代理母出産や養子と言う制度。
もちろん優先すべきは子供のこと。そのうえで時代から取り残されている感のある法律やさまざまな制度をもう一度検討して欲しいと願ってやまない。

ISBN:4344004558 単行本 向井 亜紀 幻冬舎 ¥1500

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